使用例
当社の近赤外線吸収色素と有機ホウ素化合物を組合せて使用することで、以下に示すような重合機能あるいは消色機能を発現させることができます
カレンズ® P3B (有機ホウ素化合物)
(1)重合反応
R・ + M(Monomer) → RM・
RM + M → RMn・
(2)消色反応
R・ + Dye・ → Dye-R (消色)
重合反応
有機ホウ素化合物カレンズ® N3Bを、可視領域に吸収帯を有する感光色素と併用しました。 この組成物をアクリル樹脂、多官能モノマーに添加して、膜厚約10μmの塗膜を作成しました。塗膜はg-,h-,i-線で高い感度を示しました。特にg-,h-線において感度の向上が顕著に発現しました。
消色反応
有機ホウ素化合物カレンズ® P3Bを、近赤外線領域の817nmに最大吸収波長を有する色素カレンズ® IRTと併用しました。組成物に近赤外線を照射すると、色素カレンズ® IRTの色が消色しました。
[カレンズ® IRT]
[Absorption spectrum of NIR Dye]
上記以外の用途についても
応用が可能です。
応用が可能です。
本技術資料は、弊社内試験及び信頼し得ると思われるデータによるものですが、
完全性と正確性を保証しているものではありません。
S0111501