CAS No.3126-63-4

ペンタエリスリトールテトラアリルエーテルの過酸化水素によるエポキシ化反応生成物

ショウフリー PETG

2,2'-ジアリルビスフェノールA ジアリルエーテルの過酸化水素によるエポキシ化反応生成物の図

PETGは4級炭素を有するため3次元的ネットワーク形成し、かつ4官能であるため、高い接着強度・架橋密度を有し、柔軟な骨格とハードコート性・高耐熱性等の特性に優れています。
また、高純度であるために低粘度で、高温での保存安定性・耐候性が良好です。

特長

高架橋、ハードコート性

含有塩素量

<50ppm

モノマー物性

スクロールできます
PETG 汎用品 測定方法
無色
無色透明
淡黄色
淡黄色
目視
エポキシ当量(g/eq) 90~100 <240 滴定法
エポキシ基化率 (%) >90 <40
粘度(mPa・s) 30℃ 310 750 E型粘度計
90℃ 45 ゲル化
含有塩素 (ppm) <50 <50,000 イオンクロマト
有害性情報
急性毒性 経口 ラット LD:50 : 300 ~ 2000mg/kg
変異原性 Ames試験 陽性
化審法登録状況
日本 化審法:主成分・(7)-1280 既存化学物質
海外 欧州(EINECS)、中国(※主成分として)

純度-エピクロ法との比較-

当社品(酸化法)

従来品(エピクロ法)

カラム:Shodex GPC KF-LG + GPC KF-802 ×3,40℃
溶離液:テトラヒドロフラン(HPLCグレード),1.0ml/min 検出器:RI

硬化物特性

耐熱性

耐熱性

*TMA法 (昇温速度 10℃/min)

硬化条件 触媒 = キュアゾール 2E4MZ (1wt%)
150℃ 1h + 200℃ 2h

機械特性

スクロールできます
Tg[℃] CTE[ppm] 硬化収縮[%] 吸水率[%] 表面硬度*
PETG(SDK品) 190.9 α1 82
α2 153
3.11 3.5 8~9H
高強度化可能
従来品(エピクロ品) 33 α1 77
α2 209
3.37 3.1 ~3H
硬化条件 光カチオン硬化剤( CPI100)
Hgランプ 900mJ/50s

従来品と比較して、高いTgと表面硬度を示しました。

硬化物特性

加熱時着色

水添Bis-Aに匹敵する変色耐性

水添Bis-Aに匹敵する変色耐性

高い耐候性を持つエポキシモノマーと同等の耐候性を示しました。

※ここに掲載されている情報は、現時点における真実かつ正確と考えられるデータに基づいて作成しております。 しかしながら、(株)レゾナックは、ショウフリー PETG使用の結果、あるいはいかなる特許の侵害に対しても責任やリスクを負うものではありません。