CAS No.886577-76-0

1,1-(ビスアクリロイルオキシメチル)エチルイソシアネート

カレンズ BEI

1,1-(ビスアクリロイルオキシメチル)エチルイソシアネートの図
C11H13NO5 分子量:239.22

特長

  • 容易にUV硬化性を導入可能
  • 機能性化合物と容易に反応可能

更に架橋密度を上げ、
UV硬化性を高めたいというニーズにお応えするべく
カレンズ BEIを開発しました。

矢印

2つのアクリル基を同一分子内に導入した事により飛躍的な性能の向上が期待できます!
  • UV硬化性が高い
  • 基板への密着性が高い
  • 硬化収縮性が小さい

カレンズ BEIは同一分子内にアクリル基を2個導入したためUV硬化性が良好です。

UV硬化性比較の図

カレンズ BEIを使用したポリマーは、ガラス、金属、PET樹脂等の基板への密着性が良好です

硬化膜の密着強度比較の図

用途

カレンズ BEIは、その高い光硬化性を使用して、以下の用途で優れた性能を発現します。

  • レジスト(液体レジスト、フィルムレジスト、着色レジスト)
  • 粘接着剤 ・印刷版 ・各種表面処理剤 ・各種塗料

※本製品は工業用用途にのみご使用下さい。それ以外の場合は弊社にご相談下さい。

カレンズ BEIの誘導体

各種誘導体での供給のご相談にも応じます。

物理化学的性質
性状 常温で液体
引火点 152℃
品質
外観 無色~淡黄色透明液体
純度 97%以上
適用法規
消防法 危険物第4類第3石油類
注意取扱および保管上の注意

ご使用になる前に、(株)レゾナック作成の製品安全データシートをお読みください。

取扱い

蒸気を吸い込んだり、眼、皮膚及び衣類に触れないように適切な保護具を着用し、風上から作業する。
もし衣服にかかった場合は直ちに脱ぎ、皮膚は十分水で洗った後石鹸で洗い再び水洗する。
汚染した衣服は廃棄する。

保管

  • 水、熱、強塩基、活性水素化合物(アルコール、アミン)との接触を避ける。
  • 湿気と反応し、不溶性のウレアおよび炭酸ガスを発生する。
  • ウレアはパイプ、弁などの詰まりの原因となり、炭酸ガスは圧力上昇による容器破裂の原因となるので注意する。
  • 冷暗所に保存。
  • その他法令の定めるところに従う。

※ここに掲載されている情報は、現時点における真実かつ正確と考えられるデータに基づいて作成しております。しかしながら、(株)レゾナックは、カレンズ BEI 使用の結果、あるいはいかなる特許の侵害に対しても責任やリスクを負うものではありません。