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開始剤色素 近赤外線吸収色素

昭和電工(株)の感光色素は、最大吸収波長が近赤外線領域にあり、近赤外線吸収材料として使用でき、さらに特定の有機ホウ素化合物と併用することで、長波長の光源で重合機能あるいは消色機能を発現することができます。


構造と吸収
当社の代表的な近赤外線吸収色素とその誘導体は、下記に示すような構造であり、対アニオンの変更もある程度は可能です。
これらの色素は最大吸収波長が817〜822nmにあり、モル吸光係数も1×105以上の色素です。この内、IR-B,IR-Tは約640nmに第2吸収帯をもちます。

@構造
構造図

グレード IR-T IR-13F
X N(C2H5)2 N(C2H5)2
Y N(C2H5)2 OCH3
Z-
λ1st(nm)*1
(ε×10-5)
817
1.33
819
1.55
λ2nd(nm)*1 640 --
*1) Acetonitrile
表中、IR2MF ,IR13Fは開発商品です。

A吸収スペクトル
吸収スペクトル図



近赤外線吸収色素の用途
当社の近赤外線吸収色素は、特定の有機ホウ素化合物と組合せて使用することで、以下に示すような重合機能あるいは消色機能を発現させることができます。

科学式

(1)重合反応
R・ + M(Monomer)

RM・

RM + M RMn・

(2)消色反応
R・ + Dye・

Dye-R
消色

P3B (有機ホウ素化合物)図
P3B (有機ホウ素化合物)



● 上記以外の用途についても応用が可能です。 ●


本技術資料は、弊社内試験及び信頼し得ると思われるデータによるものですが、
完全性と正確性を保証しているものではありません。
S0111501