多官能チオール(カレンズMT)について

基本情報

Q.1-1化審法取得されていますか?UVEPOXY

カレンズMT PE1は、化審法登録済み(未公開)です。 海外へも登録作業中です。
NR1、BD1の登録状況についてはお問い合わせください。

Q.1-2販売価格は?UVEPOXY

型番、ご購入数量、品質保証内容等により変わりますので、お問い合わせください。

Q.1-3カレンズMTは3種類ありますが、違いは何ですか?UV

官能基数が異なり、官能基数が多いものほど硬化性が高くなります。

Q.1-4塗料に入れる場合の推奨の添加量は?UV

感度、硬化後の機械特性など、ご検討用途・求められる特性により推奨添加量は変わりますので、詳細をお聞かせいただきたいと存じます。 一般的には、モノマー・樹脂固形分に対して1-3%添加からご評価いただいております。

単体の物性

Q.2-1チオール特有の臭いがありますか?UVEPOXY

カレンズMT PE1は臭気が少ないです。 
但し、臭いについては官能評価ですので、サンプルにてご確認ください。

Q.2-2カレンズMT 単体での安定性は?UVEPOXY

室温・屋内保管で1年以上安定です。空気酸化による変質もありません。

Q.2-3耐熱性・蒸気圧などのデータはありますか?UVEPOXY

MSDSに記載しておりますので、お問い合わせください。

感度・反応

Q.3-1感度が向上する理由は? 開始剤の使用量を減らせますか?UV

チオール添加により、酸素による重合阻害が低減され、ラジカル反応の効率が向上し、感度が向上すると考えています。開始剤効率が上がるため、開始剤使用量を低減できます。

Q.3-2塗料に配合した場合の安定性は?UV

系によっても違うため、詳しくはお問い合わせください。

Q.3-3塗料の安定性を悪くする条件は?UV

アミンなど塩基成分が系内に存在する場合、付加反応が促進されポットライフが短くなることがあります。また、Agなど一部金属の混入により安定性が悪化することがあります。

硬化後の物性

Q.4-1機械特性はどう変わりますか?UV

添加量が多いと柔軟となり、引っ張り伸び率などが増加します。

Q.4-2柔軟性が上がる理由は?UV

チオール基の反応により、スルフィド結合が増加するため と考えています。
従って、添加量が多いと、より柔軟になります。

Q.4-3塗膜の耐候性は?UVEPOXY

ウェザーメーターによる耐候性試験では、カレンズMT添加による着色等は見られません。
詳細は別途お問い合わせください。

Q.4-4透明性が向上する理由は?UV

チオールの添加により、硬化時の結晶部分の生成が低減され、散乱光が抑制されるためと考えています。

Q.4-5硬化物のアウトガスについてUV

硬化によりポリマーに組み込まれるため、アウトガスは検出できないレベルです。
(硬化後の塗膜ではチオールの臭いが感じられません)

※ここに掲載されている情報は、現時点における真実かつ正確と考えられるデータに基づいて作成しております。しかしながら、(株)レゾナックは、カレンズ製品使用の結果、あるいはいかなる特許の侵害に対しても責任やリスクを負うものではありません